ジョイフル心理相談室

ご挨拶

放課後等デイサービスに心理専門職が配置されるようになったのは、心理職が国家資格化されて以降です。そのため、放課後等デイサービスで心理専門職になにができるのかということは各事業所において手探りの状況です。ジョイフルにも2021年4月から心理専門職(臨床心理士・公認心理士)が常勤として加わりました。

心理専門職の役割は各事業所の内容によって異なります。ジョイフルでは個人療育は基本的には行なっておりません。心理専門職も他の職種の職員と同様に、子どもたちと一緒に宿題の時間・おやつの時間・その日のプログラムの時間・自由時間を過ごします。

こうした中で心理専門職として子どもたちの心の健康の維持や回復にいかに携わっていけるのか日々探求しております。ジョイフルの特色をご紹介するために主な心理専門職の活動をいくつか記載いたしました。

個別面接

  • 年に2回、個別支援計画などを話し合うために保護者の方と面談しております。その際、心理専門職も同席し、お子さんの成長を共有し、必要な支援について話し合いを行います。
  • 相談支援専門員の資格を活かして、ジョイフルにお通いのお子さんを中心に相談支援事業所チアフルを開所しています。チアフルにお申し込みいただいた方には年に2〜3回、生活全般のご相談をお受けしています。
  • ジョイフルにお通いの方に限定し、ご要望があれば、お子さんの個別心理面接、親御さんのカウンセリング、親子同席の心理相談を行なっています。

活動場面における心理支援

  • 子どもたちに細やかに言葉をかけ、心の流れを共有しようと心がけています。子どもの色んな気持ちや思いに、私が気づくと同時に、子どもたちも言葉の形でそれらを再確認できます。この積み重ねが、子どものコミュニケーション力の礎となります。
  • 子どもたちがその日のプログラムに取り組めるかどうか。そこにはその場の雰囲気や仲間関係が大いに影響を与えます。ひとりひとりの心の流れだけでなく、その場の空気や関係性を読み、温かいものになるように必要なところに言葉かけを行います。

活動の企画・運営

  • 日々の活動場面における心理支援を振り返り、次の企画・運営にいかします。代表とさまざまなアイディアを出し合い、ジョイフルの意義や価値が高まるように努めています。