2020年9月 第9号
例年よりも、短い夏休みでしたね。新学期はストレスがかかりやすい時期です。お子さんのご様子はいかがですか?
子どものストレスへの対応として、「話を聴いてあげてください」とアドバイスされることが多いですよね。しかし自分の気持ちを言葉にすることが難しいお子さんもいます。そのような時には、大人が「○○が不安なのかな」「○○でイライラした?」と聴いてみてください。 親御さんが何を言っても、お子さんは「違う」と言うかもしれません。「うん」と答えたとしても、何だか頼りない返事で、手応えを感じにくいかもしれません。 しかし、『子どもの話を黙って聴く』ことも、『子どもの気持ちをこちらが想像して言葉をかける』ことも、どちらも「あなたがそういう気持ちになることは自然なことだよ」「安心してね」と伝え、子どもの緊張や不安を解くことが目的です。 なので、子どもの反応はイマイチでも、十分効果は期待できますよ。
お子さんのご様子で心配なことがあれば相談室にいつでもいらしてくださいね。一緒にお子さんへの働きかけを考えましょう。