心理相談室通信 第19号

2021年8月 第19号

 暑い日が続きますね。夏休み期間中は、下校時刻が遅い高学年の子どもたちも、ゆっくりジョイフルで過ごせています。

 子どもがジョイフルに求めることは、心理的な発達とともに変わっていきます。中高生になると、スタッフやお友達との繋がりが重要になります。そこで、夏休みの午前中に、心理相談室で、中高生を中心に数名でバンド活動を始めました。和気あいあいとしたグループ活動になっています。

 かつて私が教育相談室で働いていた時に、あるお母さまが話された言葉で、とても印象的だったものがあります。それは「お友達だけは買ってあげられない」という言葉です。仲間の存在は不可欠ですが、作り維持することに難しさもありますよね。ジョイフルに通う子どもたちは年齢も特性も様々で、初めから相性の良い子どもばかりではありませんが、子どもたちが“気心の知れた仲間”になれるように考え、工夫しています。その一環としてのバンド活動ですが、今回は、活動日が合わなかったり、中・低学年でバンド活動に参加されていない方もいますが、この先にご期待ください。